90% 一歩前進。。。
『道発注工事競争入札 最低制限価格90%に 建設業保護へ引き上げ』
高橋はるみ知事は2日、道発注工事の競争入札で、落札できる最低
価格である「最低制限価格」について、「おおむね予定価格の90%
にしたい」と述べ、現在定めている範囲(70〜90%)の上限に
誘導する方針を表明した。
(中略)
道は最低制限価格を引き上げることについて「一部発注工事の過度な
低価格入札で、手抜き工事や下請け業者の労働条件の悪化などへの
懸念がある」と説明。
道は今後、最低制限価格の引き上げが労働条件の改善などの適正化に
つながったかを調査する方針だ。
(後略)
[090703 北海道新聞]
都道府県の独自基準で最低制限価格を90%程度に引き上げるのは、長崎、
佐賀、新潟に次いで全国4番目とのことです。
これは素晴らしい前進ですよ。
記事には引き上げの理由として、「 手抜き工事や下請け業者の労働条件
の悪化などへの懸念がある・・・」とあります。
が、実際ね、手抜き工事などしませんが、「元請業者」における色々な面
での悪化が凄まじいのですよ。
このままでは北海道経済は壊滅しますよ、地方の崩壊とともに。
最低制限価格の底上げも大切で有難いですが、更にいうと、公共事業と
いうものの位置付け・役割を今一度考え、(その結論にはよりますが)
入札落札制度の再考も進めて欲しいものです。
率だけが上がっても現状は変わらないのですよ、実社会としては。
ともかく、一歩前進。。。
制度にも更なる一歩を!